9/29/2017

GB250


◆HONDA GB250
 ・点火系 不具合確認

エンジン不調でお預かりのクラブマン。
「暖まると急にエンジンが停まる症状がある」とのことで入庫。


エンジン始動後、暖機運転を行っていると症状が発生。
その直後にセルを回しても火花が飛んでいませんでしたので、点火系の不具合と推測。

各配線の短絡は見られなかったので問題なさそうです。
調べていくとプラグキャップ~コード間の端子が腐食で折れてました。



これで治ればと思いつつキャップ交換も、、、そうは簡単にはいかないですね…。

その他色々調べてみると、まずはパルスジェネレータが怪しいのではということに。



点火タイミングを検出する電子部品ですね。
クランクケース内でオイルに曝される部品なので、高温になると動作に不具合が出るのかもしれません。


こちらは純正部品が廃番となっているので、現在探しております。


電子部品の故障は目に見えないので、確実に特定するのは難しいです。
怪しい部品を一つ一つ交換・確認の作業となりますので、少々お時間頂きます。





内山




9/27/2017

ラビット125


◆富士重工 ラビット S301BH

大変お待たせしておりますが、ようやく修理に取り掛かれました。
初めて触る車両なので情報収集&手探りの作業です!

出足が鈍く、低速域でのモタツキがあるという症状でお預かりのラビット。



いつものように、不調の時は「点火系・燃料系を疑え!」。
ということで点火時期確認。


フライホイール『S』マーク線とケース刻印線との合いマークが正規の点火時期と推測。
ピストン位置も上死点から少し前なので間違いないでしょう。

しかし現状はかなり遅れており(下写真)、ほぼ上死点での点火タイミング。


(写真撮り忘れましたが)点火ポイントのギャップが狭過ぎたので適正値に修正。
そして正規の点火時期へ調整。


次は燃料系。 キャブレターを分解・清掃。


ジェット&ガスケット類は交換済みのようでした。
フロートに穴埋め修正跡が見られましたが、内部へのガソリン侵入は無かったのでOKでしょう。


キャブを組付けて、エンジンも無事に始動!
雨が止んだ隙をついて少し試乗を。 
出足・低速域のモタツキも改善されたような感じです! けっこースピード出ますね!!


あとはキャブレター微調整、試乗を行って最終チェックです!

色々と経験(修理&試乗)させて貰えて、とても良い環境です。



内山




9/26/2017

今週末はEndless Summer !


今週末はヴィンテージモトクロスの主催イベント【Endless Summer】のため店舗はお休みになります。

おじさんも若者も、いい大人が土の上ではしゃいでいる様子をぜひ見に来てください♪

お昼ごはんはケータリングでROCKS CAFEさんに来ていただきますので、そちらもぜひ。
今回はホットドックの予定です♪

今回はドローンも飛ぶとか(?)
楽しみです!









9/25/2017

点火系トラブル


◆YAMAHA CT-1
 ・点火系不具合チェック

当店で販売したCT-1。
先日の合同ツーリングイベントに参加された際に
エンジン不調で途中リタイヤとなってしまったようです...

エンジンは一瞬掛かるものの、すぐに停まる。
火花が飛ぶ時、飛ばない時がありました。


点火系をチェックしてみると不調の主原因はコンデンサの故障のようですね。 


点火ポイントには接点の荒れ、軸の摩耗が少々見られました。


今回は、コンデンサ交換で修理可能となりそうですが、
オーナー様とご相談の上、例の12Vジェネレーターキットを装着する事となりました。

点火ポイント式は機械的な動きとなる部分が多く、摺動・摩耗は避けれないので徐々に各部消耗していき、点火時期も少しずつ狂ってしまうようです。

12Vジェネレーターは無接点式の点火システムの為、上記のデメリットを改善できます。
(電気的な故障が無くなる訳ではないですが、これまでの装着車両には不具合は出てないようです。)
更に発電能力の向上によるメリット(走り、灯火の明るさUP)が大きいのでお薦めです。



◆HONDA MT125
 ・点火時期調整

こちらは約1年前にクラッチの修理でお預かりしたエルシノア125。
これまで快調に走っていたのが、最近エンジンの吹けが悪くなり、高回転が回らないとのことで入庫。


早速、点火系をチェック。
正規の点火タイミングからかなり(遅角側に)ズレてました...


以前の修理時に点火ポイント&コンデンサは新品へ交換していたので、こんなに狂ってしまうのは異常と思い、フライホイールを外して内部を確認、、、


以前、お客様のKAWASAKI ボブキャットで同じ症状が続くことがありましたね。
点火ポイントのカム山がかなり荒れています。
これが原因で点火ポイントのヒールを徐々に削っていく→点火時期が遅角側にズレる。
と予想されます。
当店には現在Stock品が無いので要検討です...。

あと、クランクシールが緩み気味で、リップにダメージがありました。
1次圧縮漏れやエアー吸込みの危険がありますので、こちらも交換をお勧めします。


現在、エルシノア用の12Vジェネレーターキットも探しております。


アナログ式のほうが故障原因が突き止め易いし、、、
デジタル式のほうが故障リスクは少なくなるし、、、
う~ん、難しい選択...。



内山





9/22/2017

SL90


◆HONDA SL90
 ・F&Rスポーク交換

SL90は前後輪のスポーク交換をご依頼頂きました。


まずは後輪から。 分解ついでにリム&ハブを軽くお掃除。


ホイールの振れ取りもキッチリと。



前輪も同様に。





足元が引き締まるとイイですね! 手の行き届いた、良い印象になります。


Revリミット、10000回転オーバーなんですね!!
HONDAエンジンは良く回りますね。




内山






9/20/2017

鉄スクーター


◆Lambretta Li150
 ・オイルシール、ハウジングガスケット、コンデンサ交換

大変お待たせしました。
エンジン不調のランブレッタは、ようやく修理完了です!


前回の試乗中での不動トラブルからの再点検。
クランクケースとフライホイールハウジングの合わせ面からガソリンがかなり滲んでおりました。


ガスケットとオイルシールを交換。


組み上げて、早速の試乗で快調に走り、エンジンが停まるトラブルは解消されました。
しかし、暖まってからの再始動が難しいのと、掛かってからのアイドル不調が...

一つ一つ要因を潰していこうと考え、
まずは電気系統を疑って、IGコイル配線を新調して接触不良を改善したり、
ボディアースを確実に取ったり。



IGコイル自体の故障も疑って、手持ちの同型のIGコイルと交換しても改善されず...

つぎに怪しいのはコンデンサ。 部品を取り寄せて交換。


試乗を行って、、、見事に改善されました!
長距離を走っての再始動もバッチリ! 心なしか走りも良くなったような。
製造から50年以上経過しているので電気部品の劣化は当然ありますね。

初めて触る車両の為、少々お時間頂きましたが無事に完了です。
大変勉強になりました。貴重な経験ありがとうございます。



本日、常連様もベスパで登場。
先日の試乗時にも常連様のラビットと遭遇。そして不調で現在入庫中です。


類は友を呼びますね~。





内山




9/18/2017

台風一過



台風一過で今朝は気持ちよく晴れ渡り、たくさんのお客様にご来店いただきました。
車両も入庫、出庫と入れ替わり。


このところ入庫と出庫のバランスは、
作業をこなして出庫させていきたいメカニックと、
お客様の意を汲み取って叶えたい営業との、
張り合いができてきたのがおもしろいところです。








Newジェネレーター


◆YAMAHA YZ125
 ・ジェネレーター取付け

YZ125はスイングアーム&リヤサスの取り付け、エンジン搭載完了。

次は点火系の整備です。
ステーターコイルにベース割れがあったり、腐食がとても酷かったので
Newジェネレーターに交換です。



これまで実績のある、当店でもお馴染みの12Vジェネレーターキットです。
今回はレーサーのため、不要なLightingコイルが取外してあります。
こういった仕様にも対応してもらえるのは嬉しいですね。



点火コイル取付けに少々追加工が必要でしたが、ほぼ完了。
配線も点火のみなので超シンプル!

エンジン始動が楽しみです。




内山





9/17/2017

台風


雨風強くなってきました。
本日16:00をもって閉店させていただきます。
これから潮も上がってくるので、ちょっと心配であります。
無事過ごせますように。

明日18日は通常営業です。
みなさまのご来店お待ちしております!











9/16/2017

YZ125


◆YAMAHA YZ125
 ・車体清掃、スイングアーム分解・清掃

YZ125は部品がほぼほぼ揃ってきましたので作業を再開です。

エンジンを搭載する前に車体のお掃除を。



お掃除を初めたら、せっかくなので隅々までキレイにしたくなるパターンに。
スイングアームは分解して、油・サビ汚れ、古いグリスをキレイに除去。


1983年製。 自分と同い年で、なんだか親近感が湧きますね。
このフレームの雰囲気、カッコいいです!

Endless Summer 第2戦はもう直ぐです。作業ピッチ上げていきましょう!



内山





9/15/2017

Eng.ガスケット交換


◆HONDA MT125
 ・エンジンガスケット交換

エルシノア125は、エンジンからのガス抜けが見られましたのでガスケット交換です。


分解・清掃して、Eng.合わせ面の面出し。 併せてピストンと燃焼室のカーボン除去も。


Eng.ヘッド&ベース、吸気&排気フランジのガスケットを新調。


分解・組立ての作業は慣れてきたのですが、面研はどうしても時間が掛かってしまいますね。


あとは試乗のみ! 
しかし、大型台風接近中ですね...。 勘弁して欲しいです...。




内山