8/26/2022

配線の点検 YG1

 YG1キーオンにして灯火類を確認すると、常時右ウインカーしか付きません。配線を確認します。

配線がめちゃくちゃでした。一か所にいろんな色が刺さっています。
ヘッドライトの通電も怪しいのでスイッチをばらして接点を磨きます。
中の部品も綺麗にしてグリスアップします。

メインキーの接点も荒れて抵抗値が大きい部分があったので綺麗にします。


テールライトのアースが塗装されて取れていませんでした。しっかり取れるようにします。
試乗してみると急にアイドリングが上がる症状があったので、二次エアを吸っていることを疑ってジェネレーターを外すとオイルシールから漏れていました。新品に交換します。
外周はアルミの腐食と、クランク軸にはオイルシール跡が残っているので綺麗にします。
内側にはシリコングリスを塗って外側には2stオイルを塗ってオイルシールを入れます。
クラッチのレバー側から漏れがあります。軸からの漏れは機構上仕方ない部分もあるそうで、そのためにガスケットでがカバーに付くようです。シールなるものが軸にはないですもんね。こういった症状を知っておくのも60年代に乗る楽しみ方ですね。

CL72の1型ステムの周りの部品が届き前輪が取り付けれました。
チェーン、キックペダルを取り付けカバーで蓋をしました。
キャブレターを取り付けました。ワイヤー配線の取りまわしが難しいです。
配線も次回繋いでいきます。
タンクが載ると一気にバイク完成に近づきますね。


若林

8/13/2022

YG1 進捗状況

 YG1の部品が届いたので作業進めていきます。

リアのブレーキダストがたまってます。掃除します。
ブレーキシューの方も綺麗にしました。パッドは十分残っています。グリスアップもしておきました。
タイヤ交換もします。
チェーンの引き具合を調整するアジャスターのボルトのねじを切りたいのですが、ここのナットが固着してました。潤滑と熱で外します。
これでスムーズに動くはずです。
チェーンがカバーで見えない仕様なので小窓から張り具合を見て調整します。
センタースタンドが途中で止まってしまうので、一度外して状態をみてみるとグリス切れと錆か泥かがついてました。綺麗にしてたらしっかりスタンドが戻るようになりました。
フロントブレーキも同様に綺麗にします。
タイヤ交換も済ませました。
ステップラバーを取り付けします。
キャブレター側のカバーガスケットが切れているので作り直します。



CB72の方も前後ブレーキ掃除グリスアップしました。


突然の大雨でしたね。たしか台風が来てるんでしたっけ、試乗に出てなくてよかったです。

若林

CB72エンジン始動

 エンジンも組みあがったところでCB72のキャブレターを見ていきます


中はそんな汚くなさそうです。念のため一通りみておきます。
パワージェット付きのキャブレターみたいです。初めてみました。ってことはこのCBは古いですね。パワージェットの存在が初期だけやったかどうかは忘れましたが。
フロートの隙間から真鍮パイプがでていますね。負圧が大きくなるとこのパイプからガソリンを吸い上げるんですね。元来のキャブレターでは全回転域で理想の空燃比を出せていないと考えていたのでしょう。
機械式の正解の出ていない中でHondaの模索が伺えて面白いですね。その後どれほどパワージェットの仕組みに対して力がそそがれたかは分かりませんが、現代は電気制御へと変わって解決していることも多いのでしょうね。
ガソリン汚れを綺麗にしていきます。
左右ともに完成しました。CL77はもう少し大きいキャブレターだったきがします。CB72のキャブレターにはpw22の刻印がありました。
こちらの部品も綺麗にしておきます。
潰れきったドレンワッシャーを交換してオイル入れます。
エンジンかかりました。
オイルも回ってきてます。タペットカバー4か所から確認しました。
灯火類の確認しようとヘッドライトのスイッチを回したらヒューズ飛びました。
配線みていきます。

配線図にはスイッチの位置と配線の接続の図が載っていなくて、どの線の導通が正しいかわかりません。普通に乗っていた車両ということなので接点みておこうと思い外しました。
問題なさそうです。配線の仕組みとスイッチのの位置関係が把握できました。再度配線をみていきます。不必要な線を抜いたり、ギボシ加工したりと作業していきます。

無事ライト付きました。
CB72あとは足回り掃除グリスアップして試乗して納車できそうです。

若林

8/11/2022

CB72納車整備

 YG1の部品待ちの間にCB72の納車整備進めます。

シリンダーとヘッドの間からオイル漏れがあるので一度エンジンをおろしてガスケット交換します。まずオイル抜きます。真っ黒ですが、鉄粉は見られませんでした。

タンクとシートを外しました。
CL72と違ってダイヤモンドフレームなので下ろすのも簡単ですね。重いことには変わりはありませんが。
エンジン下ろせました。これからばらしていきます。
Iマークの確認をしてばらしていきます。カムに虫食い腐食などは見られませんでした。
シリンダーヘッドを外します。ピストンの振れもありません。
シリンダーを外します。
ピストンを外します。
面研して組める直前まで来ました。
1型なので180度クランクです。組みやすいです。
カムチェーンは落とさないようにひもを通して慎重に作業します。
Iマーク合わせてカムチェーンを取り付けます。チェーンのピンを落としたらまたばらさなくてはいけないのでウエスを詰めて想定できる落とし方を全部防ぎます。
ヘッドカバーまで帰ってきました。
タペットクリアランスの調整します。
こうしてエンジンは元の位置に戻りました。


若林