9/25/2017

点火系トラブル


◆YAMAHA CT-1
 ・点火系不具合チェック

当店で販売したCT-1。
先日の合同ツーリングイベントに参加された際に
エンジン不調で途中リタイヤとなってしまったようです...

エンジンは一瞬掛かるものの、すぐに停まる。
火花が飛ぶ時、飛ばない時がありました。


点火系をチェックしてみると不調の主原因はコンデンサの故障のようですね。 


点火ポイントには接点の荒れ、軸の摩耗が少々見られました。


今回は、コンデンサ交換で修理可能となりそうですが、
オーナー様とご相談の上、例の12Vジェネレーターキットを装着する事となりました。

点火ポイント式は機械的な動きとなる部分が多く、摺動・摩耗は避けれないので徐々に各部消耗していき、点火時期も少しずつ狂ってしまうようです。

12Vジェネレーターは無接点式の点火システムの為、上記のデメリットを改善できます。
(電気的な故障が無くなる訳ではないですが、これまでの装着車両には不具合は出てないようです。)
更に発電能力の向上によるメリット(走り、灯火の明るさUP)が大きいのでお薦めです。



◆HONDA MT125
 ・点火時期調整

こちらは約1年前にクラッチの修理でお預かりしたエルシノア125。
これまで快調に走っていたのが、最近エンジンの吹けが悪くなり、高回転が回らないとのことで入庫。


早速、点火系をチェック。
正規の点火タイミングからかなり(遅角側に)ズレてました...


以前の修理時に点火ポイント&コンデンサは新品へ交換していたので、こんなに狂ってしまうのは異常と思い、フライホイールを外して内部を確認、、、


以前、お客様のKAWASAKI ボブキャットで同じ症状が続くことがありましたね。
点火ポイントのカム山がかなり荒れています。
これが原因で点火ポイントのヒールを徐々に削っていく→点火時期が遅角側にズレる。
と予想されます。
当店には現在Stock品が無いので要検討です...。

あと、クランクシールが緩み気味で、リップにダメージがありました。
1次圧縮漏れやエアー吸込みの危険がありますので、こちらも交換をお勧めします。


現在、エルシノア用の12Vジェネレーターキットも探しております。


アナログ式のほうが故障原因が突き止め易いし、、、
デジタル式のほうが故障リスクは少なくなるし、、、
う~ん、難しい選択...。



内山





0 件のコメント:

コメントを投稿