8/31/2021

世田谷ベース

 


これは8月頭、F8バイソン納車。
すごく、ホントものすっごく、喜んでいただけました。
バイク屋としてこんなにうれしいことはない。
昨年から始まったお付き合い、なんとなく探り探りだったお互いの距離がぐっと縮まったような気がした瞬間でした。

メディアがつくことでプロジェクトになり、関わる人が増えることでスケジュール調整含め、自分のことだけではない責任感と、自分の仕事がずっと見られているという緊張感。
なっかなかのプレッシャーでしたが、それが良い仕事に繋がり、とても良いバイクに仕上がりました。

編集長のGOさんには、とてもヤキモキさせてしまったかもしれませんが、様々なお気遣いありがとうございました。
所さんにあれだけ喜んでもらえたのは、本当にうれしかったです。

そして、このプロジェクトにどんどん巻き込ませていただいた外注先のみなさま、無理を言いましたが、最高のお仕事で応えていただきありがとうございました。

「チームで仕事したい」そう、思い描いてきたことが、現実になってきている。
店のスタッフだけでなく、様々な業種の方とも関わりながら。

みなさま、本当にありがとうございます。



本日発売の「世田谷ベース47」にて、制作過程から完成、納車、そして納車後の様子までをまとめていただいています。
ホダカの整備、F8プロジェクトの開始、車両の分解までは「世田谷ベース46
最初に取材いただいた「世田谷ベース44」もあわせてどうぞ。

バイクの専門誌ではないところに、これだけ製作、レストアの過程を掲載いただいたところに、またオモシロさがあるようにも思います。(でも編集長GOさんの質問は鋭い!)
これは店舗をカフェにしたねらいもそうですが、一部のマニアだけのものだったものが、一般に「受け入れられる」ぐらいの存在にはなるはずです。
これが、ヴィンテージバイクをいつまでも永く楽しめる環境作りにつながると思っています。

個別にお待たせしているたくさんのお客様の寛容に甘えさせていただいておりますが、大きな視野での環境作りとともに進めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。





おしゃれは足もとから

 SL125の作業を続けています。

今日は足回りをばらしてブラストしたり、磨いたりします。

まずはタイヤを外します。バイクの足回りが綺麗になると一気に印象が変わりますよね。
一方で私の足回りは一年ちょっと毎日履き続けたNavyのチャッカブーツがボロボロになってきました。それでも軍ものってタフですね。
スポークを外しました。スポークは切らずにニップルで綺麗に外していくので時間がかかります。古いバイクはパーツが出ないこともあるので慎重にですね。
ハブのベアリングとオイルシールを外していきます。
サークリップで止まっていないタイプなので、簡単に引っ張りだせました。

ウェットブラストしてスポンジで水研ぎします。ベアリングをはめて完了です。
リムは純正がでないので、磨いてはみましたがオーナーさんと相談します。

若林



8/30/2021

あっちいったりこっちいったりで作業

 DT1Fの作業をしていきます。

綺麗になったオイルポンプは組まれ取り付けられました。

詰まったマフラーを焼き終えたのでカスを吹いて塗装していきます。
ダットサンの何かを頼まれブラストすることに

このブラスト機も視界が悪く、出して入れての繰り返しとなりました。
そういえばSL125のキャブレターの漏れチェックしておこうと思い出し、ブラストがひと段落ついたところで実行しました。

漏れは止まったので取り付けて完成です。

マフラーも取りつけました。
あとはハブの腐食を磨きました。


若林



8/28/2021

オイルポンプリフレッシュ

 SL125のキャブレターを組んでいきます。

ジェットはスタンダードがつけられ、すべての通り穴確認し油面調整しました。
ガソリンの漏れテストをするとキャブレターとフロートチャンバーの合わせ面からにじんでいたので、やり直します。また次回テストして漏れがなければ完成です。
残りのエンジンカバーも取り付けました。

同時にDT1Fも進んでいます。配線がきれいになり、オイルタンク等つきました。
外しておいたマフラーからオイルがだらだらと垂れていると思ったら、マフラーが完全につまってました。

マフラー焼いて煙を吐かせます。
ぐちゃぐちゃになっていたオイルポンプ、ずっと引きっぱなしになる向きに取り付けられていたりと散々な状態でしたが開けられリフレッシュします。
側もできる限り綺麗にします。ついでにストック分も綺麗にします。全体的に腐食が目立ちますね。どこまできれいになるのやら。
磨いてウェットブラストして超音波洗浄に入れてみます。

ウェットブラストでだいぶ変わりました。メディアを落とすためにも超音波洗浄ですね。



緊急事態宣言により1Fのカフェは休業になり、暗い空間が寂しさを引き立たせます。広島にきてからずっとコロナなので未だ広島県を堪能できていませんが、来るべき日に備えバイクを万全にしときます。


若林




8/27/2021

涼しげな雪景色

 SL125が徐々に仕上がっています。

今日はキャブレターを見ていこうと思います。

スノードームの中みたいになってますね。腐ったガソリンと腐食でしょうか。
フロートのピンも固着していたため壊さないように慎重に外しました。フロート自体のパンクは大丈夫そうです。もう一台の方はパンクしてました。
スロージェットを何度つけてもキャブレタークリーナーに漬けても詰まっていたのですが、根気強く漬けてはほじってエア吹いてで開通しました。
キャブレターのボディーは磨いた後、超音波洗浄で綺麗にします。


一方でDT1Fも進んでおります。12Vのジェネレーターが組まれています。


SL125クランクカバーのクリア塗装が終わり、オイルシール交換したり部品組付けたりしたのち一台完成しました。

明日もう一台組めることでしょう



若林



8/26/2021

新設塗装ブース

 塗装ブースがきれいになりました。


SL125のカバー塗装です。
明日クリア吹いて完成ですね。晴れると塗装も綺麗にのっていいですね。
DT1Fのサイドスタンドがガタガタになっていたので、プレス機を使って修正しました。
サイドスタンド立てたままキックすると曲がってしまうので注意ですね。
単純な車体の負荷でも多少は曲がっているとは思います。なんせ約50年間支えているわけですからね。
こちらはSl90の耐熱塗装です。
少し広くなった塗装ブースは作業がしやすいです。換気扇によって壁が迫ってくる点も少しは改善されたのも満足です。

若林





8/25/2021

SL125 2台完成

 

夏休みに入る前にブログ更新するのを忘れてました。

私はヴィンテージロードレースBOBLに参加してました。

ロードレースといっても50㏄のカブで行われるレースです。

耐久レースは随時人募集してるので興味ある人は声かけてください!


8/18/2021

1台完成

 シリンダーヘッドを超音波洗浄でウェットブラストのメディアを落とします。

バルブのすり合わせをします。


バルブを組み付けました。
そうこうしているとオイルシールが届きました。

いよいよ腰上組み立てます。



オイルシールとOリング交換して終了です。

ここずっと雨ばっかりですね。この期間で生涯を終えた蝉がいると思うとかわいそうですね。この世界にはもっと喚き散らして飛べる”晴れ”という日もあるんだよと教えてあげたいです。

若林



8/17/2021

着々と準備が整ってます。

 ウェットブラストの続きしていきます。


こまごまとした部品の洗浄していきます。
ピストンとバルブのカーボンを落とします。 

明日には組めるでしょう

若林



8/15/2021

シリンダーウェットブラスト処理

 面研を終えたシリンダーとシリンダーヘッドをきれいにしていきます。

その前にバルブとステムシール外していきます。


ステムシールは二台で種類が違いました。

洗浄!

マスキング!

Before(右)After(左)

綺麗になりました。
同様にシリンダーヘッドも綺麗にしました。

とりあえず一台は完了です。バルブのすり合わせなどやることはまだまだ山積みです。
雨もやっと一日落ち着きましたね。また明日から雨、ですかね?

若林