2/22/2022

ウルフT90 納車整備始まりました。

 SUZUKI WOLF T90の納車整備します。

まずはキャブレター、エアフィルターの確認です。

90㏄の排気量にして並列の寝かされた2気筒です。キャブレターも上から突き刺さる形でついています。ダウンドラフトってやつですか。

中は粉っぽくなっています。ジェットは詰まってたり詰まってなかったり

ジェット類を外してつけ置き洗浄してブラシでこすっていきます。

ガスケットは片方割れてしまったのもあってこれを機に2つ作り直すことにしました。
キャブレターのピストン部分とニードルの掃除もしておきます。



洗浄も終わり組み立てていきます。
エアフィルターは大丈夫そうです。
面白い形してますね。枝分かれして2つキャブレターにつながります。

ポイントの調整をします。ポイントは右と左で計二つあります。親切にIマークにはR、Lの表記がされていました。
次に足回りです。
ブレーキダストが出てグリスが切れていました。
綺麗にしてグリスアップします。
前も同様です。

シート、タンク、フェンダー綺麗にできる部品は外して磨きます。錆がすくなくメッキもくすんでいるだけだったので結構輝きを取り戻せました。
エンジンを吊るす形でマウントするパイプフレームやらスポーティーなタンクの形、排気が上に来ているのもスタイリッシュです。
CCIの分離給油なので混合ガソリンで始動してオイルの確認と灯火類の点検します。
エアはかんでなかったのです。ホーンがならずスイッチの接点をみると荒れていました。直しておきます。
クラッチの張り付きもなく、ギアも入りました。また明日試乗など作業を続けます。

オイルポンプのカバーまでフィンが切られてますね。おしゃれなバイクだなと思います。当時小排気量のレースで強かったスズキは市販車でも負けてられないと意気込んで作ったのでしょうか?バイクはすべて意気込んで作ってるわとメーカー言われてしまいそうですがT90斬新で令和に見てもいい雰囲気な車両ですね。


若林


2/20/2022

軽量素材の良し悪し

 KAWASAKI F4のエンジンオーバーホールがあるのでエンジンを下ろしていきます。

シリンダーはすでに外れているので少し下ろしやすいはずです。

キャブレターやオイルポンプのワイヤー外していきます。
クラッチワイヤーも外します。あとは配線くらいですかね。
シリンダーがない分軽いしスペースもあるのですんなりいくかと思いきや、エンジンマウントの部分がはまってしまっていて少し時間がかかりました。
フロントフォークのオーバーホールとタイヤ前後交換、ブレーキの掃除とグリスアップも済ませました。

続いて前に車検をとりましたTT500の追加整備になりましたので作業していきます。
オイルポンプをよりよいものに交換するとのことです。
クラッチの裏にオイルポンプがあるのでいろいろ部品を外していきます。


これですね。写真を撮り忘れましたが、トロコイド式のオイルポンプです。1.5倍の送り量になるものに交換します。
当初はクランクケースカバーをもともとのマグネシウム製のものに交換する予定だったのですが、お持ちいただいたマグネシウムカバーのオイルフィルターカバーを止めるねじ山が飛んでしまっていました。何個か部品を照らした結果、そのねじ山がウィークポイントなのかお持ち込みいただいたマグネシウム製のカバーすべて同じような状態になっていました。軽さゆえの耐久性ということでしょうか。オーナーさんと話し合った結果もとのケースのまま閉じることになりました。
あとは試乗するだけです。

若林







2/03/2022

OSSA TRIAL

ヴィンテージトライアルのイベントが近づいております。
トライアル車両のOSSAの整備をします。オーナーさん自らできることはすることになりました。

こちらの車両オイル交換をしようとしたところ、ドレンボルトのねじ山がぐちゃぐちゃになっていたみたいでエンジンのクランクケースを開けることになったのもつい最近。ものの一日で修理されもと通りになりました。

今回はフロントフォークのオーバーホールと前後タイヤ交換です。
写真がほとんどないです。
ついでにブレーキの掃除とグリスアップもしました。

前回のTT500ですがリアブレーキにひびが入ってたのですが、オーナーさん部品持ち込みでホイールごと交換することになりました。
届いたホイールにモトクロスタイヤが履かされていたのでタイヤは交換します。
そして車検も無事通りました。


KAWASAKI F4の作業をスタートしています。
交換するハンドルの準備をします。剥離中の絵は気持ちが悪いんですが、はがれる瞬間は気持ちいいですね。

ここは私は見ているだけですが、シートが作られています。今回は土の上を颯爽と走るイメージで手が加えられる様です。


若林