2/23/2019

A7というバイク




A1、 A7、 サムライ、 A1SS

このどれかの単語で反応する人、どれほどいるだろう。
いわゆる”バイク好き”と大雑把に分類される方の中でも、
このバイクの存在を知ってる人は、とても少ないのではないだろうか。

ロータリーバルブの2気筒ゆえ、クランク両サイドにキャブレタが付き、
ジェネレーターはクランクケース上につく。
エンジンの構成部品も増え、少し構造も難しくなり、整備性はとてもいいとは言い難い。

このバイクは見た目の魅力ももちろんだけど、乗った瞬間、強烈な加速に圧倒される。
前に何も障害物のない道なら瞬時に日頃のストレスが飛んでしまうだろう。
だけど、あっという間に前の車にも追いついてしまう。
2サイクル全般に言えるけど、特にこのバイクに関しては、
エンジンが回せない走りは、すごくストレスになってしまう。

A7(350cc)は、そこそこトルクがあってまだ乗りやすいのだけど、
A1(250cc)はすごくピーキーな特性で、下はスカスカ、上はビンビン。
高回転を維持するギアチェンジとクラッチ、アクセルワークは、
操る「楽しさ」と「難しさ」が、このバイクにドはまりしてしまう魅力だ。

乗るのが難しいけれど、乗りこなせると、ぶっ飛び速い。

おそらくこういうバイクを好きになってしまう人は、必然というか、
自分でバイクを触ったり調べたりして、よりマニアックな方向へ向く方が多い気がする。










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