1/04/2018

メンバーズシステム、もうひとつの視点

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

大晦日まで引取納車などバンで走り回りましたが、昨年内にお渡しできなかった車両もたくさんありますので、引き続き作業を進めてまいります。
明日5日より通常営業です。






昨年末にお知らせしましたメンバーズシステムについてですが、
主にお客様の抱えておられるであろう問題からの視点でご説明しました。
今回はお店側の抱える問題からの視点でお話させてください。

冒頭で触れましたが、お待たせしている車両が何台かあります。
長くお待たせしてしまうには、大きく2つの理由があります。
ひとつは故障探求に費やす時間、もうひとつはこれまで触れたことのない車両について調べる時間。
これはどちらも経験を身につける時間、お店側からいえば投資の時間になります。
この経験を重ねるほど、時間は短縮でき、やがて仕事としてフィードバックできるのですが、この投資の時間は収益が発生しないのです。
修理をメインにするバイク屋さんやクルマ屋さんが少ないのは、ここが大きな理由になると思います。
お店をやる以上は、どうやっても固定経費がかかります。
収益が発生しない時間というのは、小さなお店であればあるほど死活問題なのです。

では、単純にこの費やした時間をお客様に請求したら、とんでもないお客様の負担になりますね。
バイクに乗りたい人がほんとにいなくなっちゃいます。
経験を重ねてそれを修理にフィードバックしていくことで、やっと修理屋さんが成り立つのです。
投資の時間が持てることで、より多くのバイクをオーナー様の負担少なく救うことができる。

このたびメンバーズシステムでは定期点検が一つの特典となっています。
この定期点検も実は投資の時間と捉えています。
一時的に負担は重たくなるかもしれませんが、お客様に大きくフィードバックできる経験につながるはずです。
定期点検でバイクに触れながら、あらためて構造を理解していく、消耗の具合を把握しておくことで、より故障自体を減らすこと、そして、故障探求の時間も減らすことができる。
急な故障はオーナー様にとって大きな負担となりますが、こちらが車両を把握していることで、その負担は大きく軽減できるはずです。
ひとつの保険と捉えていただいても損はないかと思います。
一回のやり取りの損得ではなく、長い目で見て、結局はお互い得となる相互システム。
大きな目で見れば、ヴィンテージバイクが好きな同志を支え合う相互システムにもつながっています。
これまで作業ごとのカルテは作っておりましたが、このメンバーズシステムからはお客様ごとにカルテファイルを整理します。
お客様の車両の状態を把握管理して、より永く楽しく、負担少なくサービスを提供し続けられるよう努めていきます。

いま、私の頭の中にある未来が、みなさまに上手く伝われば幸いです。

メンバーズシステムについて、ぜひご検討ください。


>> MEMBERSHIP
ヴィンテージバイクの維持管理とコミュニティのための会員サービス
これまでお客様と長く接してきながら感じていたことがあります。
ヴィンテージバイクを所有していても、それを乗り続けること、いい状態に保ち続けることは、けっこう難しい。生活の変化などで趣味の時間が取りにくくなったり、複数台持つことで手が回らなくなったり、一緒に楽しむ人がいなくなったりなど、手を掛けることはおろか、乗ることも、見ることまで少なくなったり。
しかしながらそうなってしまうことは自身の経験からもよく理解できます。社会の役割が増えていく中で趣味に使える時間は少なくなってきますし、いざ乗ろうというときに不調では気持ちも下がります。ただ、そんなときも同じ趣味を持つ仲間が周りにたくさんいるかどうかで、大きく変わってくるように思います。
そこで、定期的なメンテナンスの機会を設けること、そしてヴィンテージバイクのコミュニティを作ることを目的に会員サービスの提供を考えました。



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