SUZUKI WOLF T90の納車整備します。
まずはキャブレター、エアフィルターの確認です。
90㏄の排気量にして並列の寝かされた2気筒です。キャブレターも上から突き刺さる形でついています。ダウンドラフトってやつですか。
中は粉っぽくなっています。ジェットは詰まってたり詰まってなかったりジェット類を外してつけ置き洗浄してブラシでこすっていきます。
ガスケットは片方割れてしまったのもあってこれを機に2つ作り直すことにしました。
キャブレターのピストン部分とニードルの掃除もしておきます。
エアフィルターは大丈夫そうです。面白い形してますね。枝分かれして2つキャブレターにつながります。
ポイントの調整をします。ポイントは右と左で計二つあります。親切にIマークにはR、Lの表記がされていました。
次に足回りです。ブレーキダストが出てグリスが切れていました。
綺麗にしてグリスアップします。
前も同様です。
CCIの分離給油なので混合ガソリンで始動してオイルの確認と灯火類の点検します。
綺麗にしてグリスアップします。
前も同様です。
シート、タンク、フェンダー綺麗にできる部品は外して磨きます。錆がすくなくメッキもくすんでいるだけだったので結構輝きを取り戻せました。
エンジンを吊るす形でマウントするパイプフレームやらスポーティーなタンクの形、排気が上に来ているのもスタイリッシュです。CCIの分離給油なので混合ガソリンで始動してオイルの確認と灯火類の点検します。
エアはかんでなかったのです。ホーンがならずスイッチの接点をみると荒れていました。直しておきます。
クラッチの張り付きもなく、ギアも入りました。また明日試乗など作業を続けます。オイルポンプのカバーまでフィンが切られてますね。おしゃれなバイクだなと思います。当時小排気量のレースで強かったスズキは市販車でも負けてられないと意気込んで作ったのでしょうか?バイクはすべて意気込んで作ってるわとメーカー言われてしまいそうですがT90斬新で令和に見てもいい雰囲気な車両ですね。
若林