11/02/2021

1956年YA-1

 YAMAHAのYA1をばらしていきます。

まずはシートとタンク外していきます。
シートはコイルスプリングによって一応クッション効果があるみたいです。
ツールボックス付きのタンク内は茶色の液体に浸かってました。もちろんさびさびです。
先にエンジンオイル抜いておこうと思ったんですが、綺麗なオイルが出てきました。始動を試みてオイル変えたんですかね。
光るものが流れてこなかったので、ひとまず安心ですね。
早速、キャブレターのスロットルバルブが固着してました。焦らず、無理せず外していきます。何せ古いバイクです。
エンジン下ろすために、配線やチェーンやマフラー外していきます。
フランジもバッフル部分も固着してました。
フィッシュテール!面白い形してますね。
このデザイン性に富んだブレーキペダルも外しておきます。
この挟み込まれたブレーキロッドの通る太鼓はどうやって外すのでしょう。
60年代のバイクより安全にはついてる気がしますが。
次に右側のケースカバー外します。
ほとんどがマイナスのボルトがついているので、怖いです舐めないか。
周り止めのワッシャーが入ってました。この時代はオートバイに対して手探りで、念には念でしてることが多いのかもしれませんね。
一方でチェーンガードはボルト一点止め。
舗装路もまともにないのにこっちの方が心配な気がします。
スプロケットの軸にクラッチのロッド棒が通る仕組みになってます。そこへ蓋のようなものがついてます。
これはオイル漏れ対策ですかね。スプロケット裏を見てみたかったのですが、固着して簡単に外れそうになかったです。
電装系は最小限ついてるって感じです。ただ一つ一つがでかい。
一つ一つにメーカーのバッチがついているのはかっこいいですね。
ギボシじゃなくて、ナットで止まってます。
ちょっとはすっきりしました。
スロットルバルブが一向に取れないので、いったんワイヤーごと外して作業進めます。
外してみると、棒かなんかで無理やりこじられた跡があります。
これがまた引っかかって上がらなくなりそうです。とりあえずキャブレターは後程にします。
チェンジペダルとキックペダルを外します。
1つの軸に2つの機能をつけるなんて。新鮮な光景ですね。この仕組み自体はYA1の元になっているDKWのRT125のままなんだとは思います。
フレームが大きいのでおろしやすいです。
ここからはいろいろと固着したボルトが多くて苦戦してます。
テールランプを止めているボルトが片方はマイナスが切られているのに片方はマイナスが切られてなくて、裏からナット回しても供回りしてます。
イグニッションコイルを止めているボルトもM5の9mmでさびさびで折れそうで怖いです。慎重に。
エンジンのヘッドのスタッドも6㎜なので折れないか心配です。まぁエンジンはまた今度になるので、今はフレームにつくボルト外しを焦らずとっていきます。

当時、YA1は富士登山と浅間高原のレースで活躍してましたよね。オートバイへの参入が遅いヤマハが勝つのもすごいですけど、こんなフレームでオフロードみたいな道をレースしてたなんてゾッとしますね。

若林

0 件のコメント:

コメントを投稿