11/26/2021

RX350 塗装

 地味であればあるほど大変な作業が多いんじゃないかって思ってます。

エンジンの外側とクランクケースカバー、シリンダー等など磨いたり塗装の準備したりしていきます。

まず洗油で洗浄したのち面研してサンドブラスト用のマスキングをします。どんなに綺麗に仕上がったマスキングでもブラスト終われば剥がして捨てるなんて切ないですね。

写真のベース側のマスキングはあまり美しくないので思いれはそこまでありません。

噂のサンドブラストです。様子見ながら使っています。
サンドブラストが終わり次第、RX350はクランクケースカバーが塗装とラインがアルミの磨きになるので先にサンドペーパーで磨きます。
ほぼほぼまっすぐな面なのであて板を使ってサッと終わらせたいです。
シリンダーヘッドも外側のフィンだけが磨きになるのでそちらも同様にします。塗装終了後フィンの外周をペーパーで磨いてアルミの地を出す流れになります。
磨き終えたらまたマスキングします。
考えた結果マスキングを切り出して貼り付ける方法をとりました。


直線はいいと思ったのですが円形の部分、アルミの絶妙な面加減と採寸したマスキングテープが微妙に合ってなくない?となって全部剥がすことに。
無駄な時間を送ってしまいました。結局貼り付けてはみ出た部分をカットしていく方法で進めます。
すべてマスキングし終わりました。想像以上の時間がかかってしまいました。
塗装しました。鼻の穴の中まで黒くなるあるあるですね。
この車両どこのガスケットも張り付きが強いというか焼き付いてしまっているのか苦戦します。すべて剥がし面も出ました。

若林


11/22/2021

CB250 故障原因

 前に預かったCB250のエンジンをみていきます。

ポイントと進角ガバナーを外します。ポイントの接点は多少荒れがでてました。ポイントのカバーにTYPEの堀がなかったのですが、上死点が左右交互に来るので高回転型のTYPE1になるんですかね。

ヘッドカバー外します。なぜか手前から2番目のロッカーアームが乾いています。

バルブクリアランスは偏心のロッカーアームピンを回すことによって調整されるんですね。
よく見かけるロッカーアームの先端にねじ込み式のタペットアジャスターじゃ振動で緩むとでも考えられたんですかね。
カムチェーンテンショナーを緩めます。
ガイドローラーが削れていますね。
カムのスプロケットを外してカムシャフトを抜いていきます。
カムシャフトの両端にはシムが片側1枚片側2枚の計3枚ついてました。
シリンダーヘッドを外すとピストンが見えたのですが、穴が開いています。

バルブの方は曲がったりはしていないようです。
オーナーさんと話し合った結果ピストンの振れもあるのでオーバーサイズを入れることになりました。
オイルフィルターを見てみるとアルミの削りカスがでていますね。
ピストンの破片とカムチェーンのガイドローラーの削りカスをクランクケースから取り除くためにもクランクケースを開けることになりました。
これを機にエンジンに関しては不安のないバイクになるのでポジティブに行きましょう。

話は変わってRX350のシリンダーをブラストしたりして再塗装など準備していきます。
スタッドが錆びて太ってなかなか抜けませんでした。
ピストンピンもなかなかの硬さでしたが、無事外れました。

ブラストといえば覚えていますでしょうか。新しくなったんですよ。
集塵機がある上にサイクロンが取り付けられたブラスト機での作業では空気が美味いこと美味いこと。
まぁ別に美味くはないんですが、メディアのにおいも感じず埃っぽくもなく、ブラスト内も明るくいい具合です。ガンの先が細い気もしますが、少々作業が長くなろうとかまいません、空気が美味いのだから。





若林





11/18/2021

RX350 組み立て準備

 スチールボールを綺麗にしてステムベアリング組んでいきます。

上下サイズ差はありませんでした。
グリスを塗って取り付けます。

トップブリッジの上からステアリングダンパーのシャフトが入るのですが、フロントフォーク組めてからにします。
先にできることを済ませておきます。
この前組んだホイールにタイヤを履かせます。ビードストッパーもないので、すぐ終わりました。
ブレーキのシューをパネルにつけてしまいます。
リアはすんなりでした。
が、フロントの部品がメッキで太っていたり、ねじ山が汚くなっているうえにタップが合わなかったりで苦戦しました。
主にツーリーディングのロッドエンドのピン、ロッドのねじが入らなかったです。
スプロケットもつけてしまいます。
次にアルミ部品の磨きをしていきます。
磨く作業自体はいいんですが、スイッチの取り付けが思ってたより難しかったです。
左側の接点はなぜ二つの部品に分かれているんですかね。
スプリングの奥にいる球が片方はスチールで片方は樹脂製っぽいものなんですが、時間かけた結果、樹脂製を押し込みながら入れるのが正解だと思います。両方のスイッチのつまみを入れた状態で配線をねじ込むのは幅が狭くてどうも難しかったです。
何言ってるか伝わらないと思いますが、もしRX350のスイッチボックスを開ける機会に遭遇した時に参考にしてください。
もっといい方法があれば教えてください。


キャブレターを調音波洗浄しておきます。


スイングアームのブッシュが変形と粉砕していたので、新品部品をいれます。
多少の塗装で太っていたので、スイングアームシャフト穴の内側少し塗装削りました。
ステップゴムを磨いて、作業をエンジンの方に移ります。

油っ気の混ざった泥を落としていきます。
エンジン底も半マス泥をとりました。
見えない底に細かくリブが入っています。最低限の軽さで強度をだしたんですね。エンジンマウント部分も変わった形になっています。YAMAHAの当時のベストな構造なんでしょう。


若林

11/14/2021

RX350 フロントフォーク洗浄

 前にばらしたRX350を組みたてる準備していきます。

まずはフロントフォークのインナーチューブを再メッキするために分解と掃除してきます。

サスペンションオイルはあまり入っておらず、結構汚れていました。

洗浄したのちにアウターチューブに入るオイルシールを抜きます。
オイルシールのあたる面が汚れています。あとでならす必要があります。

アウターチューブをウェットブラストして磨きました。

フロントフォークはこの辺で終わり、前後ホイールを組んでいきます。
ハブにベアリングを圧入していきます。
スポークを張っていきます。1本ねじ山が詰まってニップルに入らなくなっていたので、調整しました。
バランスをとります。
フロントも同様に作業していきます。


若林

11/13/2021

CB250 修理

 

CB250を修理で預かりました。主に腰上をばらしていくことになると思います。

エンジンを下す前にエンジンオイルを抜きます。

マフラー外します。エキパイだけでいいかと考えていたのですが、サイレンサーとのクランプのボルトに工具が入らず、一度サイレンサーも外すことにしました。
外してみると、マフラーに亀裂があるのを見つけました。この部分は振動で金属疲労が起きやすいのかもしれませんね。
サイレンサー末端部もなぜかわかりませんが穴がありました。単純に錆によるダメージですかね。
2つのキャブレターはチョークでつながっているので外してから独立させて外しました。
チェンジペダルやらチェーンやらタンクを外していきます。
タンクは下で左右つながるホースが渡っているので、栓してから外さないといけません。手際よくパッとできればいいのですが慣れないです。
次に電装系です。レギュレターからの線を抜きます。
セルモーターがついているので、その線も抜いておきます。
あとはコイルからポイントにいく線ですね。
マウントボルトを抜いてエンジン下ろします。
と思ったら、ブレーキペダルに当たって一本マウントボルトが抜けません。
ペダルをずらします。
あとは下ろしやすそうな方向を考えて下ろします。思いのほか時間かかりました。

ぎっくり腰にならずに今日を終えれてよかったです。
また部品の注文していきます。

若林