1/21/2023

W3の車検とKM100納車整備

部品が来たのでKAWASAKIのW3を進めていきます。

潰れて漏れるか怪しかったキャブレターのフロート室のガスケットも注文しました。

3か所エンジン、ミッション、クラッチのオイルを変えていきます。ドライサンプのオイルタンクは工夫しないと車体がオイルまみれになる様な位置にドレンが付いています。

クラッチのオイルも結構汚れています。

オイルパンも開けてガスケット作り直します。

伸びたチェーンも新品に交換しました。ドライブスプロケット側は簡単にアクセスできないので前のチェーンと繋げて通します。
車検も問題なく通りました。今年から車検証が電子化して小さくなるようですね。




続いてKM100の納車整備していきます。
オイルポンプを外して混合仕様にするようなので作業していきます。
スッキリした車体になるが楽しみです。
蓋とガスケットを作ってふさぎました。
キャブレターを見ていきます。ロータリーディスクバルブ式です。
まずはつけ置きします。
綺麗さっぱりなりました。キャブレタークリーナーの泡も相まって風呂上がりのような気持ちよさですね。

点火タイミングを合わせます。
スプロケット周りを綺麗にします。
ボロボロになっていたガスケットを作り直します。
フロントのブレーキ見ていきます。
メーターギアのグリスも新しいものを塗り直します。
リアブレーキも同様に作業します。
ブレーキダストがグリスについて真っ黒ですね。
前後すり減ってヒビの入ったタイヤは新品に交換します。
配線を見ていると何か所か半田で付けただけの線があったのでやり直します。

グラグラになっていたサイレンサーはリベットを打ち直しました。
ワイヤーの加工とハンドル周りの配線も取り付けました。

まだやることはありますが、だいぶ完成に近づいてきました。もう少しお待ちください。

若林




1/07/2023

KAWASAKI W3 納車整備

とても綺麗な車両ですが、しばらく乗っていなかったようですので点検していきます。


まずはブレーキから見ていきます。フロントは2枚のディスクブレーキです。

グリスは残っているもののブレーキダストが出ていたので、綺麗にしてグリスアップしておきます。

リアはドラム式です。軸のグリスがカッスカスになっていました。しっかり洗浄してグリスアップしておきます。
次にエアクリーナーとキャブレターの点検です。特にガソリンが漏れた形跡もありませんが、中はどうなっているのでしょうか。

いやな匂いがするなと思えば案の定ですね。
腐って固まったガソリンを溶かして慎重にばらしていきます。
だいぶ時間掛かりましたが、無事洗浄できました。
フロートがどちらもパンクしていて中でガソリンが腐り重たくなっていました。新品をカワサキから取り寄せます。
次に点火タイミングを見ていきます。この奥まったところにあるのが曲者ですね。
360度クランクですがポイントは二つ用意されているようです。片方接点不良になっていたのですが、手をのばして磨けばしっかり導通しました。
リアタイヤからクランクを回して調整します。
次にステップの修正をしました。
磨いたりして部品を待ちます。


若林

12/09/2022

エルシノアにハンターカブに

エルシノアの整備をしていきます。
ガソリンは中で腐っていました。
キャブレターのOリングが潰れ切っていたり、硬くなっていたので新品に交換します。
スカスカだと必要以上にガソリンを吸ったりしますね。
ガソリンが漏れてしまったり。
ジェット類もキットについていて変えられる分はすべて新品に交換しました。
ニードルには段が出ていました。
エアフィルターは触れると崩壊していきます。ガラスのハートよりわかりやすい比喩表現に使えそうですね。
このままですとフィルターのカスを吸ってしまうので新しく作ります。

足回りはブレーキの掃除とグリスアップです。
パネルはアルミ地の上のクリアが腐食で汚くなっているので、ウェットブレストで綺麗にします。
リア側もパネルをウェットブラストで仕上げて、スポークは新品で張り替えました。シャキッとしましたね。
点火タイミングもばっちり合わせました。
オイル交換もします。


走りは非常にいい仕上がりに。
灯火類の点検ですが、どうやら接点がよくなさそうということで開けてみました。
磨いてしっかり作動するようになりました。
エルシノア完了しました。続いてハンターカブを整備していきます。
キャブレターにコックが付いているので、ホースからのガソリンを止めておきます。
キャブレターの外側はまぁまぁ汚れていますね。
中は思ったより汚くありませんでした。
全てばらして通り道にエアーを吹いて確認しておきました。
このエアフィルターもよくないですね。ポロポロと

完成。
進角裏のオイルシールダメそうですね。部品が出るので交換します。
交換したあと、点火タイミングの調整をして試乗します。
ホンダの大発明遠心クラッチのはずが、踏みっぱなしでもクラッチ切れません。
ギアの入りにくさといい、クラッチがそもそも切れてないんじゃないかと思い、クランクケースカバー開けてみました。
潰れてますね。クラッチ、切れませんよね。
部品が届いたので、交換します。
ホンダはガスケットまで在庫していただけてるみたいで、様様です。
交換部品のリテーナーが組む時に落ちてしまってそのまま閉じて潰してしまうのでしょうか。車体を寝かしてオイルで溶けるグリスを少し塗って動かない状態で閉じました。

クラッチも切れて、ギアも容易に入るようになりました。

すばらしいバイク、ホンダ2台でした。
若林