5/12/2023

HONDA ELSINORE MT250 ENGINE

 エルシノアのエンジンをオーバーホールしていきます。

オイル抜いたりオイルポンプ外したりと済ませてケースカバーから開けていきます。


ケースカバーをした状態で塗装したのかカバーがなかなか外れません。

冷静に慎重に

プラハンでコンコンっと
中は比較的綺麗です。
今回の一番の目的はクランク軸右のオイルシール交換です。
ケース右側は組む前に洗浄と点検しておきます。

クラッチ板を外す前にクランク軸ナットとクラッチのナットを緩めておきます。
合わせマークがあります。組む時に注意ですね。
その他ギア外していきます。
キックのリターンスプリングは自然な状態から約90度巻き込んで組む感じです。
ワッシャー忘れずに回収します。
キックシャフト軸横のボルトがストッパーになります。
ピストンは触れがなくいい状態です。
ケースセパレーターでケースを開けます。
綺麗です。
ですが、オイルシールがちぎれています。
ここを含めすべてのベアリングとオイルシールを交換します。
シリンダーのベースガスケットの面はノックピンでケースを蓋して面研します。
面研してベアリングを圧入します。
オイルシールの接地面は細かいペーパーで綺麗にします。
オイルシールの入るクランク軸が荒れていました。細かいペーパーでは綺麗になりきらず。
オイルシールの入り代を調整することで傷を回避します。
クランクケースは蓋をするのみ
部品の洗浄しているとキックの部品に割れが見つかりました。
部品どりから使えるものを探して交換します。
あとはクラッチを組みます。
バスケットに段が出始めているので綺麗にしておきます。
ナットを締めて回り止めの爪を起こします。
ケースカバーを閉じてシリンダーの組み立てをします。
ピストンを取り付けました。

シリンダーとヘッド、その他取り付けてエンジン完成しました。


若林

4/25/2023

BSA bantam

キャブレターのフロートを交換します。ニードルが塞がらないのかコックをオンにするとエアフィルターからガソリンが漏れてくるとのことです。

フロート室が別になったキャブレターです。


以前YAMAHAのYA-1がありましたが、それの元になったバイクですね。

キャブレターを外しました。

ひどく汚れて詰まっている様子はなかったのですが、クリーナーで洗浄します。
2種類のフロートをオーナー様が用意してくださったみたいです
油面が高くてキャブレター本体からあふれていますね。

スロットルワイヤーも持ち込みで新品のものと交換します。アウターとインナーの差が狭くてスロットルが引けないので加工して取り付けました。

オイル交換も済ませました。

若林


4/15/2023

90TRとT500

 カワサキの90TRの修理と点検整備していきます。

まずはスイングアームの修理します。

外に広がってしまってアクスルシャフトが届かなくなっていますので、修正します。


ハブのブッシュがぼろぼろになったようなので新品と交換します。
ひとまず修理は完了しました。
点検整備はキャブレターから見ていきます。
詰まりはなさそうですが、汚れを落として通り穴にエアーを吹きます。
エアークリーナーは汚れがありますね。
フィルタークリーナーで洗います。
一晩干して綺麗になりました。オイルをしみ込ませて取り付けます。
点火のタイミングが少しずれていました。
接点の荒れもペーパーで綺麗にしておきます。
マフラーが詰まり気味で液が垂れていたので焼いておきました。
サイドスタンドのがたが大きかったので修正します。チェーンに当たらないようにタイラップでストッパーにしていた様です。修正後干渉しないかチェックしておきましょう。
ブレーキの部品が来たら足回りを組みましょう。

次にスズキT500のスピードメーターが動かないということなので見てみましょう。

メーター本体の故障でなければいいですが、、、
ワイヤーも回っておらず、ワイヤー取り出しのところも回っていません。ハブの中のギアに問題があるかと思います。
爪が寝いているような削れているような感じがしますね。
反っていますね。溝にハマっていないままアクスルをしめるとこうなってしまいますね。
新たに部品が必要な故障じゃなくて良かったです。修正します。
前後のタイヤ交換ついでにブレーキ清掃とグリスアップします。
穴あきのレーシーなハブのT500でした。

今年のエンドレスサマー開幕戦のエントリー始まってます!是非ご参加ください。

若林