6/18/2022

久々のいい天気に試乗

注文していたYA1のバッテリーが届きましたので、始動するまでやりたいと思います。

バッテリーをつけても火が飛ばず、配線を見ていたのですが配線図をネットにあげてくれているかたがいらっしゃいました。

点火タイミングを調整しキックしてみると。

かかりました。
クラッチが切れないのでまた、整備していきます。

ようやく晴れて部品も到着したので、CL77も整備進めていきます。
前回キャブを掃除して走ってみたのですが、もともとついていたジェットの番手が違い左右で燃調が違いました。



何度か試乗してパイロットスクリューは#43のメインジェット#134に落ち着きました。ニードルクリップは3段目のスタンダードです。
ガスケットも交換しているので以前の液体ガスケットで応急処置されていたのも解放されました。
ニードル周りも新品に代わったのでケイヒンでも安心ですね。
エアスクリューのOリングももともと付いていなかったのですが、揃いました。真鍮が光っているのがいいですね。

スロットルワイヤーの取り回しが大回りになっていて右側のスロットルバルブが引っ張られ気味だったので取り回し修正しました。ハンドル側のタイコを外してタンクはそのまま作業できました。
同調と左右のスロットルバルブの動きも揃えました。

ハスラーの不調でお持ちいただきました車両。ご本人も来るときは調子よかったとのことで、試乗してもお聞きしていた症状は出ませんでした。
低速の不良とアイドリング不安定とのことで、キャブレター見てみました。

小さいゴミのようなものがたくさんついてます。これがジェットをふさいでいたのでしょう。
いろいろな箇所に汚れが見られます。キャブクリーナーで綺麗にします。
なかなか手強くも細いツールとエアーとでゴミ汚れ取り除きました。
ごみの出どころが重要ですが、タンクは綺麗そうでフィルターもゴミがたまっている感じでもないので、エアフィルターですかね。
スポンジがぼろぼろになってカスがエアフィルターボックス内に散乱していました。

フィルターも作り直しましょう。

若林










6/11/2022

CL77 修理

CL77の修理を進めます。


エンジンはかかるも右側が動いていないようです。
火花の確認をすると飛んだり飛ばなかったり。とりあえずバッテリーを充電して火花が飛ぶのを確認しました。始動したもののバッテリーの電圧が下がっています。

プラグを見るとガスが来てないようなので、キャブレターも怪しいですね。右側のキャブレターを外してみましたが、思いのほか汚れてはいませんでした。ジェット類何かに詰まっていたのかもしれません。洗浄とエアーを吹いて綺麗にしました。

ついでに左側のキャブレターも見てみました。左側の方がガソリンが腐って汚れていました。すべて綺麗にしておきました。


これで両キャブレター機能するはずです。
最初に始動させたときにポイントの隙間の火花がひどく出ていたのが気になったので見ておきます。ポイント2つの1型です。
右側が特に火花が飛んでいたのですが、伴って接点の荒れもひどくなっていました。
あとはポイントのタイミング調整をして終了です。

新しいバッテリーが到着次第試乗します。

YA1のキャブレターが届いたので、綺麗にしていきます。

バッテリー点火なのでバッテリーが入り次第エンジン始動までやりたいと思います。


若林



6/07/2022

CL72 腰上分解

 CL72カムシャフト


車体をばらしたCL72のエンジン腰上を分解します。

まず両サイドカバーを外します。

そしてヘッドのナットを緩めようとしたのですが、一か所スタッドがひねられて回らない感触に嫌な予感がしてます。とりあえず潤滑剤と熱を加えます。
なんとか無事外れました。
上のカバーを外すと隙間ができるので両サイドのもう内側のカバーを外せます。
どちらもガスケット剥がすのが大変そうです。
カムの全貌です。72はカムシャフトが三分割するようです。
カムチェーンがエンドレスじゃなかったのでクリップをクランク室に落とさないように注意すれば簡単に外れます。
シリンダーも外れました。
ピストンとヘッドはカーボンを落としてバルブはすり合わせします。
カムシャフトは中央に見えるロックナットを緩めてカムスプロケットより左側を外します。右側はロックシャフトが通っていて、シャフトを内側にずらしてロックを外したのちに3分割できます。この写真一枚では伝えずらいですが、カムスプロケットに進角装置がついていたりと面白い機構ですね。


若林

5/25/2022

CL72 Type1

CL72Type2をばらしていきます。

その前にエンジンかけてみましたが、片肺になっていました。

火が飛んでなかったのですが、ポイント~イグニッションコイル間の配線が断線してました。修正すると火が飛びました。

バッテリーは充電してみましたが、すぐに6Vまで落ちてしまいますので要交換ですね。

キャブレター、保安部品やら外してエンジン下ろすまで行きます。


ゴム部品がひどく欠損していないのがいいですね。


CBとは違いオフロード仕様なだけあってシングルクレードルのフレームにアンダーガードもついてますね。
ヘッドライトケースにメーターとホーンとライトスイッチがはめ込まれています。
スロットルワイヤーのアジャスト部分が固着してます。これだけ錆びてると折れないか怖いですが無事取れました。
ステップ外してチェンジペダル外します。ステップとエンジンマウントのボルトを使ってエンジンガードがついていました。
クランクケースカバーを外すためにはキックペダルを外さなくてはいけないみたいですが、この固定の仕方を初めてみました。

軸はどうやって抜けるのかわからなかったですが、調べるとどうやらケースカバーにリターンスプリングまでついているみたいですね。スプリング末端は6㎜のボルトで固定なので組む時も簡単でいいですね。

エンジン下ろしましょう。



足回りばらしていきます。
フロントフォークさびてますね。
ステムとの設置面で固着してます。長くなりそうです。
フロントフォークはステムごと抜いて潤滑剤を流し込んでおきます。
その間にスイングアームを外します。
スイングアームのバッチには軽自動車書かれてますね。
フレームだけになりました。バッテリーケース、メインキーステー、エンジンマウントステーがフレームに溶接されています。テールのエンドループが溶接されているのはこれまでのオーナー誰かが施したのでしょう。
ちょっと前進。
日をまたぎ外れました。

そしてエンジン腰上開けていきます。
いやぁタイプ1なんかい
若林

5/11/2022

販売車両の準備

 エンドレスサマーは無事に雨が降ることもなく終わりました。お越しいただいた方ありがとうございました。

YAMAHA YG1をエンジンかかるところまで手を入れていきます。

プラグから火は飛んでるようなのでまずキャブレター見ていきます。

御覧の通りで、ジェットは詰まって固着していました。クリーナーと熱で慎重にばらしていきます。
なかなか一度つけるだけでは綺麗にならず、漬けては細いものでほじっての繰り返し。
綺麗になりました。フロートもパンクしていなくてよかったです。
前期YG1は1次コイルと2次コイルが一体になっているようです。
点火のタイミングを確認します。Iマークがフライホイールの側面につくのでカバーを外さなくてはいけないのですが、カバーを外すためにステップを外さなくてはいけない仕様みたいです。63年ともなれば整備性もそうなりますかね。

初めて見るシフター機構でした。
そんなこんなでエンジンかかりました。4段変速もしっかり入りました。



スズキスポーツM12も1Fカフェに展示されていますが、同様にエンジンかかるまで整備しました。

これからホンダ初の50㏄スポーツモデルのスポカブも整備していきます。

詳細はまた後日。


若林