12/11/2017

Festival of SIDEWAY TROPHY レポート






朝6:00開場。パドックに続々とヴィンテージカー、バイクが入ってきます。
各パドックには、その車両の表記がされていて、まさにGOODWOODでみた光景。
もう、この時点でテンション上がります。






最近特にフロッグ・アイが気になるようになった私。
でも、ここに来たらもうなんにでも目移りしちゃう。











ジミイの愛車RUMI



RUMIを整備して持ってきてくださったBAT MOTORCYCLES INTERNATIONALの片山さん。
大変お世話になりました。
今度はお店に伺ってみたいです。今後ともよろしくお願い致します。





EタイプはGOODWOODで見て以来、かなり興味を持つようになりました。
う〜ん、エクセレント!優雅で美しい。










バグパイプ演奏からの開会式。
ここでレジェンド生沢徹さんが話される言葉が、ひとことひとこと私には響きました。
これについては後ほど。




















生沢徹さんのコースに吸い付くようなとてもスマートな走り。
他と全然違います。惚れ惚れ。







ビックヒーレーかっこよかった。















土井さんはフォーミラクラス不成立のため、葉巻とのダブルエントリーとはなりませんでしたが、
マンクスのレースだけでも十分に楽しませていただきました。







土井さん、この決勝レースで、立花さんと抜きつ抜かれつの壮絶なデッドヒート。
最後までわからない展開でしたが、惜しくも2位。
でも、ここでは土井さんに起こっていたある事実を私たちは知りません。




ヘルメットを脱いで表彰台に上がったところ。
たぶんここで立花さんにその事実告げてますね。




パドックに戻ってきたところで、ようやくその事実を知ります。
眼鏡のレンズがプランプラン揺れている!この状態で走っていたとは!
開閉式眼鏡が壊れたらしく、直線では風圧で定位置にくるものの、カーブのたびにレンズがプラプラ。
なんとか手で押さえようとした仕草が、立花さんにはかかってこいよのポーズに見えたらしく、熱いレースにさらに火をつけたようです。
最高に笑わせてもらって、最高にカッコよかったです。













オースチンかわいい!
こういうので片輪浮かせながらコーナー曲がるとか!















終始、どこまでも生沢さんはカッコよかった。









全員参加の閉会式。
最後には、当時の写真をもって、ウエアなどの説明をしてくれる生沢さん。

開会式でも閉会式でも生沢さんの言葉が私に響きましたので、
その感想とともに、このレポートを締めくくります。



まずは生沢さんの開会式のお言葉。

受付で配られた1枚の紙を手に、

”ここに開会式、閉会式はご出席いただくようにお願いしますと書いてある。
こんなこと主催者に言わせるんじゃないよ。これは当然のマナー。
特にこうした趣味のイベントはマナーとモラルで成り立つもの。
私も海外のレースやイベントで、もし開会式や閉会式に出ていなかったら、
食事に誘われることもなかったでしょう。”


こう話されて、ほら、もうこういうマナーを心得ていないとカッコ悪いなと素直に思いました。
小さいながらもヴィンテージモトクロスのイベントを主催をしている私にとっても、
趣味のイベントはマナーとモラルで成り立つものという点が、とても重要で、
まさに目指すところなので、こうした言葉はとても響きます。

さらに、

”主催者に対しては、こうして楽しく走れるイベントをしてくれてありがとうと思って、
結婚式に例えるなら、エントリーフィーはご祝儀のようなもの、気持ちよく渡しましょう。”


と生沢さんが参加者のみなさんに呼びかける。
お金を払ったから、参加者=お客様のような意識があると、こうしたイベントは続きません。
実際イベントの収支と言うのは、主催者にとってなかなかシビアな問題ですし、
余剰金ができれば、次回開催のための保険として維持したり、備品を揃えていったりと、
主催者の懐が肥えることはなく、むしろ準備や片付けに時間を使い、
本業の仕事の時間を削らざる得ないことが多く、自営業の場合はそれだけ収入減になるので、
何のためにイベントやっているんだろうと思うことも多く、モチベーションを保つのはけっこう大変なんです。
そういった悩みを主催者が参加者に直接言ってしまうと、参加者のモチベーションも下がってしまうので、
イベントの意義を理解した、しかもレジェンドがこういうふうに言っていただくことで、イベントの質はかなり上がっていくように思います。
主催者、参加者という立場になってしまうのではなく、こうしてイベントができるのはみんなのおかげ。
みんなお互いに感謝の気持ちをもって、マナーとモラルで成立する。これなんですね。
これはON ANY SANDAの高下さんも言い続けてきたことで、いまとても理解できます。


そして、生沢さんは服装やウエアにも言及。
これは、マナーに精通していることだと理解しているのですが、
服装をきちんと紳士淑女に整えれば、行動も紳士淑女に、カッコ悪いことできませんよね。
そして、ヴィンテージのイベントですから、時代背景もきちんと理解して。

徐々にでも、こうした意識が浸透していけば、イベントの質は上がり、ずっとイベントを続けていくことができるはず。
非日常を味わうことができるイベント、いつまでも大切な遊びで、文化でありますように。



>> Festival of SIDEWAY TROPHY 











12/10/2017

DT250 FOR SALE





1975 ヤマハ DT250が入荷しました。
オレンジはオリジナル、イエローはカスタムベースにと、なんとなく考えていますが、
どちらもオリジナルで仕上げることも可能です。
写真にはありませんが、さらにもう1台、レース用の車両が製作可能です。
いずれも”素材”の状態ですので、春に向けて仕上げていくのが、この冬の楽しみにいいかも。
レストア、カスタム、レーサー製作、お見積しますので、ご相談ください。
現状での販売も可能です。

先日のTYに引き続き、販売車両がとても増えていますので、店がとても狭い。。
在庫一斉、歳末セールを検討中。どの車両も安くします!
気になる方は早めのご来店を!











12/08/2017

クランクケース分解・清掃


◆HONDA CB350Four
 ・クランクケース分解・清掃

CB350の作業を進めております。
継続検査のご依頼と、オーナー様は思い切ってエンジンリフレッシュも併せてご依頼を!
しっかりと整備していきます。

各部オイルシールやカムチェーン交換のため、クランクケースを分解。


もちろん分解前にリブの隙間にビッシリ詰まったオイル&泥汚れは落としておきました。


CB750とは微妙に構造が異なるようで、少々手こずりました...

クランクケース内のオイル汚れ、なかなかですね...



せっかく開けたので、せっせとお掃除を。



長年の汚れを落としてスッキリ!!
残りもどんどん進めて、仕上げていきます。



内山



12/07/2017

継続検査



CB750は継続検査。
前回の車検や普段のメンテナンスをさせていただいている車両は、
およそ手入れしているので、点検整備箇所は再確認の作業となることも多く、
整備も車検ラインも、とてもスムーズに事が運びます。
なので、一度車検でお預かりした車両は次の回からだいたい安上がりになります。
継続してお付き合いいただいているお客様にはこうしたメリットがあります。
車両の状態もお客様のことも把握できるので、より良いサービスでお応えできます。







12/04/2017

すごく良い経験でした!



週末の2日間のお休み失礼致しました。
しかしながら、とーっても刺激いっぱいですごく良い経験でした。
明日以降レポートしていきます!






12/01/2017

原因究明


◆YAMAHA XT600Z
 ・キャブレター清掃、インマニ交換

エンジン不調(中速域~高速域のモタつき)のテネレ。
なかなか原因を特定できず、手こずってしまいました...。

単気筒ですが、キャブが2つ付いてますね。
左が低中速域で機能するプライマリ側(こちらは強制開閉式)。
右が高速域で機能するセカンダリ側(こちらは負圧式)。


下写真はプライマリ側のフロートチャンバー。
赤矢印間が連通しており、セカンダリ側へ燃料を供給するのですが、古いガソリンで少々詰まっておりました。


詰まりを解消して、これで解決かと思いきや、セカンダリ側が効き始める前の回転域でも不調が、、、

吸気周りを調べてみると、、、インマニのゴムが劣化してパックリ!
2次エア吸込みですね...。


新品へ交換して、バッチリ快調となりました。



なかなか触る機会が少ない車両ですので、お時間掛かってしまい申し訳ありませんでした。
良いお勉強になりました。



◆富士重工 ラビット
 ・ガソリンコックOH

以前、エンジン不調でお預かりしたラビット。
こちらは始動性が悪く、ガソリンスタンドで給油後にエンジンが掛からなくなってしまった。とのことです。


ガソリンがクランク室内に流入していたのがエンジン始動不可の原因のようでした。

車体がある角度以上に傾くと、キャブの構造上ガソリンがオーバーフローと同時にインマニ側へ流れてしまうのが確認できました。


更にコックOFFでもジワジワと漏れが見られました。
何日か停めている間にフロートバルブの隙間から少しずつキャブ内に流れていったと予測されます。
通常はオーバーフローパイプから排出されるのですが、先程と同様にインマニへも流れていた可能性が。
これが始動性悪化の要因と思われます。

ですので、コックのパッキンを交換して漏れを改善。
数日置いてから始動確認も、問題なく掛かるようになりました。


ビンテージバイクに乗られる方は、「停止時にはガソリンコックOFF」を習慣付けておられると思いますが、コック自体の漏れがあっては意味がないですよね。




--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
12月2日(土)、3日(日)とイベント参加のためお休みを頂きます。
申し訳ありません。

Good oldays@2016  Cool Beans さん撮影

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------



内山





【緊急告知】2(土)、3(日) お休みさせていただきます。



急なお知らせで申し訳ありません。
12月2日(土)、3日(日)とお休みさせていただきます。

SIDEWAY TROPHY」に出掛けてきます。
このイベントはまさに日本版GOODWOOD Revival

このイベントを見に行くのが、今年やりたいことのひとつで、
ずっと行きたいんだと言っていたのですが、その間に
なんとメカニックジミイは2輪のレースにエントリー(!)
いい機会なので、みんなで行ければと思ってはいたのですが、
私自身の仕事も忙しく大変恐縮でギリギリまで悩みまして、
急な告知となり申し訳ありません。
どうしても行きたいので、強行させてください。

2015年にGOODWOOD Festival of speedに行って以来、イギリスでの
ヴィンテージバイクやヴィンテージカーに対する成熟した文化を感じまして、
こうしたイベントに非常に興味を持っています。
憧れやステキを吸収していって、伝承に繋げられたらと思います。
いい文化、メカニックジミイと二人して吸収してきます!


12月4日(月)より通常営業の予定です。