5/18/2023

CL350 車検整備修理

 エンジンがかからなくなってしまったCL350が車検もそろそろ切れるようなので、点検整備と修理していきます。

あまり乗っていなかった様なので、とりあえずバッテリーの電圧を測ってみると5V まで降下していました。充電器を繋いでキックでエンジンかけてみます。
何回かキックしてると掛かりました。
バッテリーはひとまず充電して様子見ましょう。
灯火類もついでに点検すると左ウインカーが点きません。
スイッチまではしっかり導通があるようです。前ウインカーは球も切れてなくアースもしっかり取れている様です。
後ろのウインカーを見てみると球ののガラス部分はなくなっていてプラス線は切れてショートしていました。
配線の先を真鍮の接点にはんだ付けしましょう。

被覆ぎりぎりで付けてアースに当たらないように取り付けれました。

反射板を取り付けるねじ穴が何か盛られて入れねじが入らなくなっていました。
ヤスリで削ります。
取り付けれる様になりました。
そのほかの灯火類はスイッチの遠くなったリアブレーキのランプを調整して完成です。
キャブレターを見ていきます。
ゴミ1つなく綺麗です。
ダイヤフラムも穴なく綺麗です。これは前に新品に変えたような気がします。
右側のキャブレターはよかったのですが、左側はドレンボルトの周りが汚れていたのでみてみるとドレンワッシャーが潰れきっていました。
交換しておきます。
乾式のエアフィルターは穴などはないので、エアーで汚れを飛ばしておきます。
点火タイミングを確認します。
早くなっていたので、調整しました。
前後ブレーキを掃除してグリスアップします。ブレーキダストは前後共に少し溜まっていました。フロントはツーリーディングです。
フロントのアクスルシャフトはフォークへクランプすることで保持するのですが、スタッドボルトのねじ山が潰れてかかりが悪くなっていたので、部品を注文して交換します。

ハンドルクランプのアッパーが割れています。ホンダから純正部品が出るようです。アルミなので金属疲労で割れたのでしょうか。
ブッシュゴムもヘタってハンドルが前後に動くので、部品注文しました。

そんなこんなで明日には車検と思いましたが、今はG7の影響で広島市内に出れそうにないですね。来週に見送りです。


先日開催されましたヴィンテージモトクロスイベントEndlessSummer、ご参加された方おつかれさまでした。


1ヒート目は前日の雨によるマディーなコースで険しい戦いとなりましたが、グリップの概念が無くなり滑るレースとなり面白かったですね。(個人的には)
上手な方はトラクションをかけてなんてことなく走るのでしょうか?
昼間のリレーの時には太陽も出てコースコンディションもも良くなりました。

小さいバイクをいっぱいに回して走らすのは楽しいですね。

美味しいお昼ご飯を頂きました。

第2ヒートはすっかり晴れてタイヤもグリップしまくり、こける気がしなかったですね。
雨上がりの晴天は空気も透き通って景色もめちゃくちゃ良かったです。
ハッピーエンドな良い1日になりました!エントリーありがとうございました。
次回は10月予定です。

写真、たくさん撮っていただきありがとうございました。

若林

5/12/2023

HONDA ELSINORE MT250 ENGINE

 エルシノアのエンジンをオーバーホールしていきます。

オイル抜いたりオイルポンプ外したりと済ませてケースカバーから開けていきます。


ケースカバーをした状態で塗装したのかカバーがなかなか外れません。

冷静に慎重に

プラハンでコンコンっと
中は比較的綺麗です。
今回の一番の目的はクランク軸右のオイルシール交換です。
ケース右側は組む前に洗浄と点検しておきます。

クラッチ板を外す前にクランク軸ナットとクラッチのナットを緩めておきます。
合わせマークがあります。組む時に注意ですね。
その他ギア外していきます。
キックのリターンスプリングは自然な状態から約90度巻き込んで組む感じです。
ワッシャー忘れずに回収します。
キックシャフト軸横のボルトがストッパーになります。
ピストンは触れがなくいい状態です。
ケースセパレーターでケースを開けます。
綺麗です。
ですが、オイルシールがちぎれています。
ここを含めすべてのベアリングとオイルシールを交換します。
シリンダーのベースガスケットの面はノックピンでケースを蓋して面研します。
面研してベアリングを圧入します。
オイルシールの接地面は細かいペーパーで綺麗にします。
オイルシールの入るクランク軸が荒れていました。細かいペーパーでは綺麗になりきらず。
オイルシールの入り代を調整することで傷を回避します。
クランクケースは蓋をするのみ
部品の洗浄しているとキックの部品に割れが見つかりました。
部品どりから使えるものを探して交換します。
あとはクラッチを組みます。
バスケットに段が出始めているので綺麗にしておきます。
ナットを締めて回り止めの爪を起こします。
ケースカバーを閉じてシリンダーの組み立てをします。
ピストンを取り付けました。

シリンダーとヘッド、その他取り付けてエンジン完成しました。


若林