朝6:00開場。パドックに続々とヴィンテージカー、バイクが入ってきます。
各パドックには、その車両の表記がされていて、まさにGOODWOODでみた光景。
もう、この時点でテンション上がります。
最近特にフロッグ・アイが気になるようになった私。
でも、ここに来たらもうなんにでも目移りしちゃう。
ジミイの愛車RUMI
RUMIを整備して持ってきてくださった
BAT MOTORCYCLES INTERNATIONALの片山さん。
大変お世話になりました。
今度はお店に伺ってみたいです。今後ともよろしくお願い致します。
EタイプはGOODWOODで見て以来、かなり興味を持つようになりました。
う〜ん、エクセレント!優雅で美しい。
バグパイプ演奏からの開会式。
ここでレジェンド生沢徹さんが話される言葉が、ひとことひとこと私には響きました。
これについては後ほど。
生沢徹さんのコースに吸い付くようなとてもスマートな走り。
他と全然違います。惚れ惚れ。
ビックヒーレーかっこよかった。
土井さんはフォーミラクラス不成立のため、葉巻とのダブルエントリーとはなりませんでしたが、
マンクスのレースだけでも十分に楽しませていただきました。
土井さん、この決勝レースで、立花さんと抜きつ抜かれつの壮絶なデッドヒート。
最後までわからない展開でしたが、惜しくも2位。
でも、ここでは土井さんに起こっていたある事実を私たちは知りません。
ヘルメットを脱いで表彰台に上がったところ。
たぶんここで立花さんにその事実告げてますね。
パドックに戻ってきたところで、ようやくその事実を知ります。
眼鏡のレンズがプランプラン揺れている!この状態で走っていたとは!
開閉式眼鏡が壊れたらしく、直線では風圧で定位置にくるものの、カーブのたびにレンズがプラプラ。
なんとか手で押さえようとした仕草が、立花さんにはかかってこいよのポーズに見えたらしく、熱いレースにさらに火をつけたようです。
最高に笑わせてもらって、最高にカッコよかったです。
オースチンかわいい!
こういうので片輪浮かせながらコーナー曲がるとか!
終始、どこまでも生沢さんはカッコよかった。
全員参加の閉会式。
最後には、当時の写真をもって、ウエアなどの説明をしてくれる生沢さん。
開会式でも閉会式でも生沢さんの言葉が私に響きましたので、
その感想とともに、このレポートを締めくくります。
まずは生沢さんの開会式のお言葉。
受付で配られた1枚の紙を手に、
”ここに開会式、閉会式はご出席いただくようにお願いしますと書いてある。
こんなこと主催者に言わせるんじゃないよ。これは当然のマナー。
特にこうした趣味のイベントはマナーとモラルで成り立つもの。
私も海外のレースやイベントで、もし開会式や閉会式に出ていなかったら、
食事に誘われることもなかったでしょう。”
こう話されて、ほら、もうこういうマナーを心得ていないとカッコ悪いなと素直に思いました。
小さいながらもヴィンテージモトクロスのイベントを主催をしている私にとっても、
趣味のイベントはマナーとモラルで成り立つものという点が、とても重要で、
まさに目指すところなので、こうした言葉はとても響きます。
さらに、
”主催者に対しては、こうして楽しく走れるイベントをしてくれてありがとうと思って、
結婚式に例えるなら、エントリーフィーはご祝儀のようなもの、気持ちよく渡しましょう。”
と生沢さんが参加者のみなさんに呼びかける。
お金を払ったから、参加者=お客様のような意識があると、こうしたイベントは続きません。
実際イベントの収支と言うのは、主催者にとってなかなかシビアな問題ですし、
余剰金ができれば、次回開催のための保険として維持したり、備品を揃えていったりと、
主催者の懐が肥えることはなく、むしろ準備や片付けに時間を使い、
本業の仕事の時間を削らざる得ないことが多く、自営業の場合はそれだけ収入減になるので、
何のためにイベントやっているんだろうと思うことも多く、モチベーションを保つのはけっこう大変なんです。
そういった悩みを主催者が参加者に直接言ってしまうと、参加者のモチベーションも下がってしまうので、
イベントの意義を理解した、しかもレジェンドがこういうふうに言っていただくことで、イベントの質はかなり上がっていくように思います。
主催者、参加者という立場になってしまうのではなく、こうしてイベントができるのはみんなのおかげ。
みんなお互いに感謝の気持ちをもって、マナーとモラルで成立する。これなんですね。
これは
ON ANY SANDAの高下さんも言い続けてきたことで、いまとても理解できます。
そして、生沢さんは服装やウエアにも言及。
これは、マナーに精通していることだと理解しているのですが、
服装をきちんと紳士淑女に整えれば、行動も紳士淑女に、カッコ悪いことできませんよね。
そして、ヴィンテージのイベントですから、時代背景もきちんと理解して。
徐々にでも、こうした意識が浸透していけば、イベントの質は上がり、ずっとイベントを続けていくことができるはず。
非日常を味わうことができるイベント、いつまでも大切な遊びで、文化でありますように。
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Festival of SIDEWAY TROPHY