8/16/2019

CB750 オイル漏れ対応


◆HONDA CB750
 ・Eng.オイル漏れ対策

以前、エンジンOHをさせて頂いたCB750。
シリンダの隙間からエンジンオイル漏れが見られるとのことです。

各部合わせ面からのオイル漏れ、滲みは見られなかったので、分解してシリンダを確認してみることに。


調べてみると、2番気筒と3番気筒の間(3番寄り)のフィン隙間が特にオイル汚れが酷かったです。
シリンダ自体に外傷は無く問題は無さそうです。(詳細写真を取り忘れました...)


参考までに、下写真はシリンダとクランクケースの合わせ面。
赤丸部分はフィンと連通している場所です。


取り外したシリンダのベースガスケットを見ると、
中央3番気筒寄りの場所にフィンを伝ったオイルが溜まった形跡が見られます。


カムシャフトホルダー下のシール部(下写真 赤矢印)からのオイル漏れでフィンを伝ってしまうことがありますが、コチラはしっかりとシールされていて漏れは無し。

 
気になったのはヘッド合わせ面の2箇所(下写真)。
シリンダヘッドを締付けるM6ネジ穴はフィンまで貫通しています。取り外した際、ボルトの先端にはオイルが少し付着していました。
また、シリンダヘッド締付け用M8スタッドボルトはオイルラインになっています。


オイルラインにO-リング組み忘れもなく、漏れることは考えにくいですが、
ヘッドガスケット合わせ面のオイル滲みがM6ネジ穴を伝って漏れてしまった可能性が高そうです。

今回はガスケットを新調して、より慎重に組み直しました。



部品を組付けて、試乗を実施。
現段階ではオイル漏れは止まりましたが、もう少し様子を見てみます。
併せて、その他の整備も進めさせて頂きます。

エンジンOH実施後直ぐにオイル漏れがあってはならないですね...。
しっかりとアフターケアさせて頂きます。

もう少々お待ち下さい。



内山




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