◆VESPA P125X
・点火時期調整、コンデンサ交換、キャブ調整
エンジンの吹けが悪く、暖まってくると失火の症状が出るとのことで入庫のベスパ125。
まずは実際に試乗してみて症状を確認。
低速~中速域で特にパワーが無い印象でした。エンジン始動後10分位して失火の症状も発生。
まずは点火時期を確認。
結果として、かなりズレておりました...。
TDC後に点火している状態でした。
(これでもエンジン掛かるんですね...。)
マニュアルにはBTDC20°±1°とありましたので、こちらへ修正。
こちらは調整後の点火ポイントギャップ。
調整前は、かなり狭くなっておりました。
点火時期調整時にはポイントギャップも確認しましょう。
このあと試乗を行って、だいぶパワーが出るようになりましたが、まだ完調ではない様子。
試乗中、しばらくして失火の症状が出てきました。
コンデンサは新品へ交換済みとのことでしたが、念のために交換。
再度試乗を行い、失火の症状は無くなりました!
電気系部品は品質の問題であったり、ちょっとしたことで不調の原因になってしまうので注意が必要ですね。
さらに試乗を重ねて、低速~中速のもたつきが気になるのでキャブ調整。
各部、標準のジェットに戻して試乗。
一番良い状態を探りながら微調整して完了。
このタイプのキャブレターの調整は一般的なキャブと違って、良い刺激を受けました。
勉強になりました!
調子良く走れるようになりました!
大変お待たせしました。
内山
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