7/13/2018

小屋浦のこと

今回の災害は、6日の夜の集中豪雨による土砂災害がいたるところで起きました。
土砂災害のため、被害のひどいところはとことんひどく、
土砂災害のなかったところは、何事もなかったのような普通の日常の風景だったりして、
数百メートルの移動だけで、そのギャップに困惑します。

7日の朝、隣町の天応にお住まいのお客様から連絡をもらったときに様子を聞き、
そこからTwitterで検索して、ようやく天応が大変なことを知ります。
そのあとにFacebookで、坂町小屋浦の友人の家が泥に浸かっている様子を知ります。
道路も完全に寸断されていましたので、その地域に知人がいなければ、
そしてSNSなどを利用して調べなければ、被害のことがわからなかったのです。
普段なら15分で行ける範囲の地域のことなのに。
なので、当初は呉市内や広島市内の方は、特に事態の深刻さがわからなかったかと思います。
泳いで家を出て、寸断された道を強行突破して、隣町に行くと、
何事もなかったのような日常の風景に、なんともやりきれない気持ちになった
という友人の話が突き刺さります。






現在もなお、家に入るには膝下までの泥沼を渡る必要があります。
途方に暮れる状況でありながら、冗談を飛ばし、この窮地を楽しんでいるんだという友人は、かなりの男前。




友人の家から線路を挟んだ向こうは、何事もない、ただの夏の風景が広がっています。
錆びついた線路が、また印象的だった。








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