10/07/2016

キックスターター修理


本日の作業はこちら。


◆SUZUKI TM125
 ・キックスターター修理

先日のEndless Summer 最終戦にエントリー頂いたTM125。
練習走行の直前、キックが空回りしてしまうトラブルに、、、

次のレースも直ぐに控えておられるので、修理の依頼を頂きました。


オーナー様、パーツカタログも預けて下さいましたので、
構造が理解し易く、作業も捗ります。ありがとうございます。


キックギヤのラチェット機構(下写真1,4,5,6)に問題があると予想しました。


エンジンを降ろして分解をしていると、金属片を発見!

どうやらキックシャフト(上写真1)の一部が欠けているようです。
なるほど、これが引っ掛かってラチェット機構(上写真4,5,6)が機能していなかったのだと推測。


このあと、キックスターターは正常に動作することが確認できました。

キックシャフトは直ぐには入手できそうもなく、現状でも問題は無いと判断。
オーナー様とご相談の上、今回はこのまま組み直すことにしました。

キックシャフト交換にはクランクケースを分解する必要もあるため、
後日、部品が入手できてから修理させて頂くことで合意しました。



異常の原因を究明して、お客様に解かり易く説明することが大切だと改めて感じました。

あと、レーサーの整備は面白いですね!
速く走る為の洗練された造り、軽量化など。  部品・構造を見てワクワクしますね。





内山 児美伊






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