本日の作業はこちら。
◆SUZUKI TM125
・キックスターター修理
先日のEndless Summer 最終戦にエントリー頂いたTM125。
練習走行の直前、キックが空回りしてしまうトラブルに、、、
次のレースも直ぐに控えておられるので、修理の依頼を頂きました。
オーナー様、パーツカタログも預けて下さいましたので、
構造が理解し易く、作業も捗ります。ありがとうございます。
キックギヤのラチェット機構(下写真1,4,5,6)に問題があると予想しました。
エンジンを降ろして分解をしていると、金属片を発見!
どうやらキックシャフト(上写真1)の一部が欠けているようです。
なるほど、これが引っ掛かってラチェット機構(上写真4,5,6)が機能していなかったのだと推測。
このあと、キックスターターは正常に動作することが確認できました。
キックシャフトは直ぐには入手できそうもなく、現状でも問題は無いと判断。
オーナー様とご相談の上、今回はこのまま組み直すことにしました。
キックシャフト交換にはクランクケースを分解する必要もあるため、
後日、部品が入手できてから修理させて頂くことで合意しました。
異常の原因を究明して、お客様に解かり易く説明することが大切だと改めて感じました。
速く走る為の洗練された造り、軽量化など。 部品・構造を見てワクワクしますね。
内山 児美伊
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