レストア作業中の『カワサキ W1S』、シリンダヘッドの組立てに入っております。
工場長によると、W1シリンダヘッドのめねじは、ねじ山が飛びやすいようです。
アルミ母材はどうしても鋳鉄より強度が劣りますよね。。。
ですので、リコイルインサート(ヘリサート)を用いてねじ穴を補強します。
上記写真のスプリング状のものがリコイルインサートです。
ねじ穴に挿入することで、ねじ間の接触面積が増えて締め付け強度が増すようです。
レストアは外観を綺麗にリフレッシュすることが一番の魅力ですが、
こういった機能的な部分を改善して、故障リスクを減らすメリットもありますね。
お客様の思い入れのある車両、ストレスなく乗って頂けるようお手伝い致します。
内山
ー工場長より追記ー
レストアとは、むしろ機能的な部分を最大限に引き出すことが一番の魅力で、
その手入れが、結果として美しい外観になってしまうと考えています。
今回、ねじ山がまだ飛んでいないヘッドでしたが、
これまで修理に携わったWの経験から、リコイル作業は不可欠と判断しました。
また、もともとシールのないバルブガイドは、
W1クレイジーズさんの製作されているシール付きのガイドに打ち替えました。
このレストアの機会でまた、この先何十年と、
歴史の資産を後世にも残していくことができるのです。
これまで修理に携わったWの経験から、リコイル作業は不可欠と判断しました。
また、もともとシールのないバルブガイドは、
W1クレイジーズさんの製作されているシール付きのガイドに打ち替えました。
このレストアの機会でまた、この先何十年と、
歴史の資産を後世にも残していくことができるのです。
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